卯月神楽の話

自分がトライナリーをプレイするキッカケでもある卯月神楽の話もしようと思う。

別にキャラクターの紹介やプレゼンでも無ければ攻略情報でもなくて、本当にただただ感じた事を書くだけ。


先日書いた通りそもそもの始まりは卯月神楽だったので、プレイの最終目標も卯月神楽でした。

彼女のキャラソンは平山さんの伸びのある歌声に不穏な歌詞が合わさりオタク特有の早口もある。

詳しくは実際に曲を聴いて欲しいところだけど、要約すると彼女が抱えている深い闇について触れている。

実際にゲームをプレイすると見た目は可愛らしいし、つばめに対してやたらイチャイチャしようとしてキマシタワーが建立されていた。

中盤からようやく怪しい部分を見せてきて、後半に入るところでなるほどとなった。

一週目が終わり神楽チャンネルが解禁されてようやく彼女の事がわかると胸を躍らせた。(ちなみにチャンネルを始める際には女の子の内面に触れる「らぶとーく」と言う機能があるが神楽の場合はのめり込むと非常に危険なのであまりやらないようにと釘を刺される)

ストーリーは言わずもがな重い使命を持っており、その中でのダブルバインドに苦しむ彼女を支えるのがプレイヤーの大きな役割になるけど、彼女は本当に口が悪い。

徐々にプレイヤーに心を開いてくれるが、それでも、それ故にこちらには黒い感情をぶつけてくる。

自分はあまり生の感情をぶつけられる事に慣れていないので正直少し怖いと思いつつも、ぶつけられる相手が自分しかいない事に悲しみを感じたりもした。

ストーリーをクリアし彼女の事は理解したつもりではあったが、そこから更に信頼度を上げ「らぶとーく」を進めて行くと突然別れを切り出される。

話を聞いて行くと「あなたの事を好きになってしまった」「自分は近くにいる人間には絶対に真っ黒い強い感情をぶつけてしまう」と告白された。

普通のギャルゲーなら攻略完了じゃんやったぜ!となるところなんだが、自分がトライナリーをプレイする上で心掛けていた事は彼女達に対して誠実でいたいと思っていた。

選択肢にはよく「愛している」とか「結婚しよう」みたいなのがあったがそういうニュアンスの物は選べなくてどちらかと言うと親愛の選択肢を選んでいた。

だから神楽の告白に対しても「そんな事平気だよ」「絶対に神楽の事は見捨てないよ」と言える選択肢は出てきたが俺には実際に出来る自信がなかった。

悩んだけれど彼女の事を支えたいと言う気持ちは本当なので実際にどうなるのかわからないまま、とりあえず神楽とは恋人になった(実際にゲーム内のステータスとして友達→恋人→夫婦とランクアップしていくらしい)

ここでもうゲーム終了となってしまい、実際に彼女から感情をぶつけられる事はなく、神楽に対して嘘をついて終わってしまったのが心残りの1つ。

セルフクラン相手にならぴょんこスキしまくったのにね。


おわり